メインバンク選びと信頼関係づくり

考え方の土台をしっかりさせれば成功する

1.換金性・流動性の重視不動産投資で成功するためには、以下の6つのポイントを押さえておくことが重要です。

1.換金性・流動性の重視

現物不動産の場合、どんな物件に投資すればいいかといえば、ずばり、いざというときに売却しやすい物件です。
不動産は、市場があるといっても「小売市場」と「卸売市場」が混在して、情朝が飛び交っています。

そのなかで投資の入口と出口を冷静に考えれば、換金性・流動性の高い物件への投資が結局は安全なのです。

特殊で個性的な不動産への投資は、少数の人たちのマニアックな市場はありますが、リスクも高いのです。

2.最適なローンの利用

2.最適なローンの利用現物不動産への投資にはローンの利用が不可欠です。
その場合、投資家にとって最適なローンの形態を選ぶファイナンス戦略を欠かすことはできません。
最近、金融機関からは不動産の収益性に着目した新しい特徴あるローン (ノンリコースローンなど)が次々と発売されています。
いかに効果が大きくリスクの少ない不動産ファイナンスを引き出せるかが、不動産投資戦略には非常に重要です。

3.立地重視

3.立地重視不動産の利用価値は物件の立地状況に最も大きく左右されます。
集客、利用方法、収益額など、不動産投資の各指標の大半は立地によって決まるといっても過言ではありません。
なお、立地については自分の手の届く地域であることも大切なポイントです。
昔から地縁血縁という言葉がありますが、生まれた地域や生活した地域に懐かしさを覚えるように、不動産は地域性を強くもっています。
したがって、不動産投資は自分のなじみのある地域、いざというときにすぐに対応可能な地域でおこなうことが大切です。

4.税制をうまく利用する

4.税制をうまく利用する頭に浮かぶのは節税ですが、「事業用資産の買換え特例」「固定資産の交換特例」「立体買換え特例」「損益通算」「減価償却」など、不動産にはさまざまな税制特例があります。
したがって、不動産の取得・保有・売却は、有利な税制を十分考えて実行することが必要です。

5.管理運営を重視する

不動産は投資したあとの管理運営業務が非常に重要です。
不動産の経営には、テナント対応や会計など運営に関わる業務と、建物管理。
修繕工事など維持管理に関わる業務があります。
この運営と維持管理については、最近は非常に細分化され専門性が強くなってきていますから、よいパートナーを探しておこなうことが大切です。

6.良き相談相手をもつ

6.良き相談相手をもつ個人資産の全額の50%を占める不動産は、法律、税制、会計、評価、有効利用など、あらゆる分野に関わるむずかしく高額な財産であるにもかかわらず、その投資や管理運営についてはなかなか教わる機会がありません。
少なくとも不動産のプロとして10年以上にわたって幅広い分野でのキャリアをもっている人、あらゆる専門家とのネットワークがある人などを顧問として活用することを考えてもいいでしょう。